亀井俊博牧師の7冊目の「電子書籍」が発売開始!
本日(12/23)、亀井俊博牧師の7冊目の「電子書籍」が発売されました。
現代社会にあって、いかに生きるかを私たちに問いかけている、とても大切な内容の著書です。
みなさま、ぜひ、ご一読くださいますよう、ご案内とお勧めをいたします。
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*画像(表紙)をクリックしてご覧ください。
亀井俊博牧師による『カイザルと神』 〜ナラティヴ社会神学試論〜」には、様々な領域で「正しいこと(義、正義)」「善(愛)とされること」の価値観が揺れ動かされている現代社会に生きる私たちに、問いかけ、行くべき道を指し示すとても大切な内容が記されています。
イエス・キリストは、「あなた方は、世の光です。地の塩です。」と弟子たちや大群衆を前に語られました。
遣わされた社会での使命と責任をあらためて見つめ直し、心に刻むためにも、ぜひ、ご一読くださいますよう、お勧めいたします。
著者は、「はじめに」の中で、次のように述べています。
私たちも、「私のナラティヴ」を語り伝えてゆきたいものです。
(編集者)
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『ナラティヴ(語り)』
私的ナラティヴ(語り)
「ナラティヴ」(narrative、語り)とは私自身によって語られる物語であり、既成の物語とその内容を意味する「ストーリー」(story、既成の物語)とは異なる。実存的な私の語りだと言われます。1960年代、文芸理論として提唱された概念で、最近はセラピーでも用いられています。私は日本の伝統文化を受け継ぐ「語り部」を、何事かの体験の証し、ナラティヴと解釈して継承したいのです。
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● ナラティヴな福音書
私の信奉するキリスト教でも、新約聖書の第2区分の「手紙」には教義や、倫理、教会共同体論が書かれていますが、第1区分は4つの「福音書」と言う物語集です。
2千年前、イエス・キリストと言う強烈な印象を与えた人物に出会い、生き方が変えられたた人々は、単なる教義に回収できない何かを感じ、生々しいイエス像を4つの視点(生活の座)から物語ったのだと思います。ナラティヴ(語り)でないと伝わらない何かがあるからです。勿論、4つの異なる視点の根底に、それらを支える(生命の座:神の国、ヘーゲルの言う理性、滝沢克己の言うインマヌエルの原点)原点があることも含めてです。これに倣って私の関心のある「社会神学」と言う分野をナラティヴと言う形でお話しさせて頂きます。この分野の多様なナラティヴ提示の一助となることを願っています。
● カイザルと神
社会神学については序論で詳しくお話ししますが、聖書に面白い話があります。ユダヤ人から憎き支配者ローマ帝国のカイザル(皇帝)に、税を納めるべきかどうか問われたイエスが、「カイザルのものはカイザルに、神のものは神に返しなさい。」(マルコ12:17)と答えられた有名な逸話です。カイザルに象徴される激動する社会と、変わらない神の愛、どちらにも係るのがホーリステイックな人間の生き方だと言うのでしょう。そこにこの書で社会と神学の両面を取り扱う意味があります。
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「IDPFコンファレンス」に参加して
http://www.bookfair.jp/ja/
高崎市の実家(母:85歳)での生け垣の剪定と、7/4(水)の「IDPFコンファレンス」を終えての深夜の帰宅で、ちょっとハードな二日間(7/3〜7/4)でした。
東京ビッグサイトでは、7/5(木)からが「東京国際ブックフェア」開催です。
9:30AM から秋篠宮ご夫妻を迎えて「大テープカット」があると「IDPFコンファレンス」の会場でも案内がありました。
(TVのニュースでご覧になった方もおありでしょう。)
ビジョンと可能性のある所には、積極的な取り組みがあり、新たな活力が生まれていることを実感しました。
<日本経済新聞>
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK04021_U2A700C1000000/
7月4日(水)に行われた、「IDPF コンンファレンス」の実践事例を中心に概要を記します。
今後の教会やキリスト教会全体、キリスト者としての文書伝道の新たな可能性について、ご参考になれば幸いです。
また、電子書籍(ePub 3)の発展に貢献されている皆様のお働きの祝福を祈ります。
*以下の内容は、インターネットや電子書籍に関する、専門的(技術/企業戦略など)な内容もありますので、あまり興味のない方は、<パス>してください。
■グーテンベルクにより最初に聖書が印刷された出版革命によって宗教改革が起きたように、電子書籍による新たな出版革命により、聖書や信仰書、証し、メッセージ集などの電子書籍の出版を通して、「第二の宗教改革」=「初代教会の復元」が始まるでしょう。
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* 7/4(水)の午後の講演会<カンファレンス(3)>の冒頭で、田代 豊 氏 [(株)集英社 デジタル事業部 部長代理] は、「グーテンベルクにより最初に聖書が印刷され聖書が家で読めるようになり、その結果、宗教改革につながり社会の大変革が起きましたが、同様の変化が、今、起きていることを痛感している。」と「Conference 3」の冒頭で触れておられました。
■<<コンファレンスでのポイント、関係者の見解>>■
● 昨年の10月に制定された、に日本語(縦書き、ルビ、禁則処理、他)などのアジア言語に対応した、電子書籍のフォーマット「ePub3」(マルチメディア対応)が、今後、日本の電子書籍の「標準」となっていく。
1. 2012年が電子書籍(ePub3)の<元年>となる。
2. Sony、楽天、その他、各出版社も、ePub3 で対応。
3. 楽天では、7月末から電子書籍の端末、「kobo」を販売。(カナダの kobo社と資本提携)世界最大級の「kobo イーブックストア」をオープン予定。
4. Sony は、2008年より ePub2 対応リーダーを世界に先駆けて販売に取り組み、2009年には ePub2 に全面切替し、ePub2 の成熟に貢献した。(海外で標準となった)
なぜ Sony は、自社の電子書籍のフォーマットを捨ててまで、ePub2;3 なのか ?
---> WEB技術を採用したオープンスタンダードであるから。
( 電子書籍用端末:Reader; 携帯:XPERIA; タブレット:Sony Tabret)
5. PC(パソコン)で電子書籍が読めるアプリ(Google Chrome、など)は幾つかあるが、「Readium」を今後、オープンスタンダードとして推進していく。
<参考>
http://www.publickey1.jp/blog/12/epub_3readium.html
http://readium.org/
6. 講談社など、各出版社は、今後新規書籍などの出版については、「紙」と「電子書籍」の出版を同時並行的に行う。(相互補完的)
7. 売り上げベースでは、4〜5年前に電子辞書が紙の辞書を抜いた。
8.日本からは、アニメ(マンガ)が電子書籍の形でます最初に、世界に配信(輸出)されて来たが、日本の文学レベルの高さ、また、日本の文学レベルを全世界に輸出できる、千載一遇のチャンスである。
9. 電子書籍のマーケットの拡大は、コンテンツの中身(内容と質)が大切。
有料コンテンツの十分な<つくり込み>が必要。
電子書籍は誰でも作れ、配信できるというメリットがあるが、コンテンツに対して「対価」を払い、コンテンツが売れる仕組み、お金が回る仕組みが必要。
10. 電子書籍の読者(一般消費者)にとっては、ePub3 などのフォーマットは、まったく関係がない。
(無関心) それゆえ、中身が大切。
すばらしい技術は、読者(使用者)に技術を意識させなくなるもの。(例:自動車)
面白いコンテンツ、面白い小説、面白い本などの電子書籍(ePub)の出版が重要。
11. 通商産業省は、書物などの早急なデジタル化を推進している。
12. Apple は ePub の推進を担って来たが、改めて Apple に ePub3 の推進の中核を担ってもらいたい。(質問/要望)
< IDPF事務局長:ビル・マッコイ氏の返答>
Apple は、現在もアクティブなメンバー。 昨年の10月末に ePub3 形式が決まった時には、すでにアップルは、教師が授業で使う独自の教材を作り上げることができる Mac用エプイン "iBookのオーサー(iBooks Author)を公開していた。(独自に拡張した iBook 形式を使用。)
今後も、更なる協力関係を進めていく。
以上です。
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『電子書籍の広場』のカテゴリ
(Apple の Pages 準拠 2010〜)
<ePub 投稿・共有・出版サイト>
「気軽に楽しめる、高品質の電子書籍をすべての人に!」をスローガンに、2011年10月5日に <ePub 投稿・共有・出版サイト> の『電子書籍の広場』”Japan ePub Fellowship” を創設しました。
まず最初に直面したのが、日本語の電子書籍(ePub)の分類、すなわち、カテゴリ(ジャンル)をどうするかと言う課題です。
Apple の iBooks のカテゴリ分けには、BISAC (The Book Industry Standards Advisory Committee) が使われており、これは Appleの独自分類ではなく BISGという米国のNPO団体が定めた分類とのこと。
<参考:シナジー・ソフトウエアー>
http://www.synergysoftware.jp/archives/449.html
<BISAC>
http://www.bisg.org/what-we-do-0-136-bisac-subject-headings-list-major-subjects–2009-edition.php
あまり詳しすぎず、かといって簡単すぎるものでもなく、分かりやすい日本語のカテゴリ分けはないかと探していたのですが、現時点(2011.11/3)では WEB上にあまり無いようです。
そこで思い当たったのが、昨年(2010.8/31)の Pages のバージョンアップで ePubファイルへの書き出しが出来るようになったことにより、ePubファイル書き出し時に表示されるカテゴリです。
この度、このカテゴリ(21分類)をベースに、『電子書籍の広場』の主催者(Peter Pooh)のオリジナルカテゴリを含めて<ePub カテゴリ>を設定しました。
以下のカテゴリをご参照ください。
<主催者:Peter Pooh>
日本 EPUB フェローシップ “Japan ePub Felloship”
日本 EPUB 聖書教会 “Japan ePub Bible Church”
ピヨ イーパブ コミュニケーションズ “Piyo ePub Communications”
■ A01〜A21 は、Pages の ePub ファイル書き出し時の カテゴリ
■ 注:01〜10<*>と( )は、 Peter Pooh による追加カテゴリ
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<<『電子書籍の広場』のカテゴリ>>
01*コンピューター/インターネット
02*ミュージック/サウンド/ムービー
03*電子書籍(ePub)の投稿・共有・出版
04*動画・音楽入り ePub
05*短歌/詩/俳句/川柳
06*聖書/教会/証し
07*キリスト教と剣道
08*□<予備:08~20>□
A00・《 Apple ePubカテゴリ(ePub出力時)》
A01・SF/ファンタジー
A02・(教育)/しつけ
A03・アート/(写真集)/エンターテイメント
A04・クラシック/(古典)
A05・スポーツ/アウトドア
A06・ノンフィクション
A07・(経済)/ビジネス/個人金融
A08・フィクション/文学
A09・ミステリー/スリラー
A10・ユーモア
A11・ライフスタイル/家庭
A12・ロマンス
A13・伝記/回顧録
A14・健康、心、体
A15・参照
A16・子ども/ティーンエイジャー
A17・宗教/スピリチュアル
A18・履歴
A19・政治/時事問題
A20・旅行/アドベンチャー
A21・科学/自然
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